sinkope is not kind of paradoxical existence

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モーグよ、人の望みよ喜びよ

先日のあ茶会では完全に練習モードのsinkopeさん、珍しく譜面を見ながら音を追っておりました。BWV147の10、「主よ、人の望みの喜びよ」の主旋律。懐かしい。


小学生の時分、NHK-FMのクラシック番組をエアチェックしててですね、ある日の特集がシンセサイザー。これが人生の分岐点だったワケです。主にかかったのはウェンディ・カーロスのアルバム「By Request」。「小フーガ・ト短調」、「ブランデンブルク協奏曲」の2番、あと「くるみ割り人形」から数曲、とか。シビれた。「青春デンデケデケデケ」の主人公は「ダイアモンド・ヘッド」のテケテケでヤられてましたが、自分にとってのそれはモーグシンセサイザーだったワケですね。
その直後、小学校の音楽の時間、レコード鑑賞のコマで教師がかけたのが冨田勲の「木星」でして。コレでもう完璧にヤられました。その教師は音楽専任の方で、後日ワタシ前述のエアチェックしたワルター、もとい、ウェンディ・カーロスを学校にもってってその先生に聴かせ、「へぇー、面白いね」と感想を頂き、なんかこうクラシックへ斜めの入り口から入っていった一連の出来事だったワケなんですね。
ほどなく、カーロスの「 Switched-on Bach」と冨田勲の「惑星」の2枚のLPレコードを入手し、カセットへダビングして擦り切れるほど聴いたsinkope少年だったのでした。興味深いことに、2作品ともそれぞれセルフカヴァーというか新録盤が制作 、なんというか(当時での)新しい音色に彩り直されたりしたんですが(もちろん買った)、大変申し訳ないけどどっちも幼少の刷り込みが激しく前作のアナログ音色の方が圧倒的に魂を揺さぶるんよね、自分にとっては。三子の魂百までなのね。尚「By Request」は10年くらい前に米通販サイトからゲットしたぞ。良い……。


で、「主よ、人の望みの喜びよ」は「Switched-on Bach」収録曲でして、まぁ、頭の中ではあの音色で鳴っているワケです。いや、曲ももちろん素晴らしい。頑張って弾けるようになるよ。”♯“1コしか無いから初心者に優しいなー。そしてIMSLPよありがとう。
そういや「小フーガ・ト短調」は中学校の音楽の副読本にフルスコア載っててですね、嬉しくって練習したっけなぁ(一番上のパートだけね)。今も手元にあるけどw