sinkope is not kind of paradoxical existence

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誤算

さて、バッテリーの充電も済んだところで、早速新しいデジカメの試写をしてみましょう。911Tでさっぱり活用されていないmicroSDの2GBを、SDアダプタかませて、TZ3へ(多分ずっとこのままになる(笑))。
まずは室内でノーフラッシュポートレイト。半押しでシャッタースピード 1/8 と表示されたけど(もちろん単位は秒)、そのまま手持ち状態でパチリ。背景が明るいシチュエーションだったので人物が暗くなっているものの、ブレが、無い。こりゃエエな!(部屋汚れているので、この写真のアップはご容赦を(汗)) もちろん被写体が盛大に動いていると 1/8 だと被写体そのものがブレてしまうのだけど、少なくともトリプルブレ補正なる機能の効果は如実に感じ取れる。後で Exif 確認したら、ISO は 200 に自動設定されてたので、もう数段くらいはノイズを気にしない程度に感度上げられるハズ。ノイズが乗ってもいいなら IS3200 までイケるらしい。この記事見ると、ISO1250 でも「用途によっては許容範囲かな?」とは思うけど。
フラッシュは広角でもケラレがほとんどない均一な発光をしてくれる。これもイイ感じ。ま、部屋ン中で子供のスナップ撮るにゃ充分ですかね。
説明書をパラパラとめくっていて、ちょっと気になったのは、マニュアル設定的使い方が絶望的なこと。ISO感度と、カメラに対する明るさ補正は指示出来るものの、シャッタースピードだの絞りだのは全くコントロール外。ついでにフォーカスさえもマニュアルで決められない。赤方の補助光が出るので多少暗くてもとっちらかるコトは少ないのかも知れないけど、置きピンとかやりたい時はなにかコツをつかまないとダメかも(シャッター半押しで待ってるとか、ね)。フォーカシングモードは全面的9点とかスポット1点とか何種類か設定は可能っぽい。
時間帯的に夜になってしまったので、昼間の撮影テストとかは後日にするとして……どうせなので長時間露光をもうちょっと試してみよう。
どうやら普通のシーン設定だと、最低シャッタースピードは1/8秒までで、シーンを「夜景」に切り替えると、最低(というか最長)シャッタースピードが8秒まで伸びるようだ。
以前試したのとほぼ同じシチュエーション、街灯でほんのり照らされた暗めの住宅街を、塀の上に置いた状態でセルフタイマー撮影。

ISO100で8秒露光となったようだ。上記はサイズ縮小のみで、他の加工はナシ(あ、クルマのナンバーにモザイクはかけたけど)。
次に、カタログ読んでて「なんじゃこりゃ?」と思っていた、「星空」というモードを試す。どうも、シャッタースピードを15秒、30秒、60秒の3通りから選んで撮影するモードのようなのね。そんなん、普通に考えたらCCDノイズ乗りまくりでハナシにならんじゃないのか、と思うんだけど、まァ一応。
まずは15秒で。

……お、おおお? (等倍で見ても)ノイズが……見当たらない……(汗
Exif見ると、ISO100のままになってる。
撮影中は液晶に逆算カウンターが秒数で表示されるんだけど、シャッター戻した後に、もう15秒程度「しばらくお待ち下さい」みたいな状態になるのね。こ、これは一体……?
じゃあ、ってンで、30秒。

うぉぉぉ? ノイズ無いよ? どういうコト?
最後に60秒で。えいやっ!

な、なんじゃこりゃあッ?! すげぇ……。 (´Д `;
なんで60秒もシャッター開けっぱなしなのに、ノイズが乗ってこないのん?
判りにくいのでドット等倍で切り取ったのが、次。

ノイズが無いのも恐ろしいが、ピンがそこそこきてて、解像度的にも文句ないのがまた恐ろしい。
これは想像でしかないのだが、ひょっとして1秒露光を秒数分繰り返して、以前書いたコンポジット処理みたいなコトを内部的にやっているのではないだろうか? どう考えても、単純にシャッター開けっ放しではないよな、これ。撮影後になんか演算してるっぽいし。
いや、しかしスゴイ……。
実はワシノートのPC、メインモニタは adobe gamma loader が効いてるので、結構明るめ、かつ色温度高めに出るんだけど、最初それで確認して、あまりにもな適切なホワイトバランスと明るさにたまげたのね。で、PhotoshopでレベルいじってRGB補正かけて、そのイメージに近づけたのが、次。

もう昼間の写真だよ、これ。長男とかも驚愕してました。
意外なトコロでオイシイ機能をゲットしたのかも知れん、ワシ……。