sinkope is not kind of paradoxical existence

🎼 🎹 🏀 🌠 🚶 👣 📷 💻 🎨 🎮 📖 and more !

まとめておこう

一昨日書いたコレWikipediaによると、テンパズルって言うんだそうな。

初耳です(笑)

色々ネットを徘徊すると、やはり切符の連番とかクルマのナンバープレートとかでやってる人が多いみたいですね。ローカルルールも存在するようですが、ワシが子供に教えたのは上述のテンパズルの「一般的なルール」にほぼ等しい。
すなわち、

・ある4つの数字の組み合わせが命題の元となる
・ナンバープレートで「・」とあるのは 0 として考える
・4つの数字は必ず1回ずつ使う
・四則演算(+,−,×,÷)のみ使用可能
・べき乗とか平方根(√)とか使っちゃダメ
・2つの数字をくっつけて使っちゃダメ("1"と"0"で"10"とか)
・カッコで括ってよい
・順番を変えてもよい
・以上の条件のもと、計算結果を 10 にするのが目的

という感じね。
Wikipediaにも「解ける4つの数字の組み合わせ」が全種類載っているけど、これについてはここで紹介したように、ワシも計算機をブン回して全組み合わせについて検証している。
4つの数字を四則演算で10にする、の総当り
上記ページの一番下にマトリックスが組んであって、10への可否(赤リンクは順番変えれば可能、青リンクはそのままの並びで可能)が示してある。
さて、ワシは子供らに、色んな問題を3段階にわけて提示しているのね。易しい順に、「初級問題」「中級問題」「上級問題」と分類しとくのね。
初級問題:加減のみとか、あまりヒネらないで解ける問題。次男向け。
例)

0019
1234
5678
1227
3467
2222
3333
5555

中級問題:四則演算子を3つ使ったり、ちょっとヒネった考えをしないと解けない問題。長女向け。
例)

9999
8888
5557
5568
5579
8932
4797
3466
4469
6788
7889
5669

上級問題:整数だけで考えてるとダメな問題。長男向け。
例)

1919
1337
3478
1158
2266
4669
6699

以前の日記に書いたように、上級は大人でも算数的に勘のいい人間でないと超えられないハードルがあるのね。よもや小5の長男に解かれようとは……。とりあえず上記の 1919 は解いたみたいなので、現在他の上級問題にチャレンジさせているトコロ。
あとはまぁ、スピードを競う感じですかのぉ。切符とかだとじっくり考える時間があるケースが多いだろうけど、ナンバープレートでやろうとすると、結構鍛えられる。ホントは前述の「可不可マトリックス」みたいのを持ち歩いていて、一見「こら出来ないだろ」と思っても「実は可能」っていうケースを追認出来るようにしといた方がエエのやろね。
ある程度慣れてくると、自分なりに解法みたいな「コツ」が掴めてくる。ワシの場合は次のように考えるようにしている。

大きな数字に着目する
例えば4つの数字の中に 9 があったら、残りの3つで 1 を作れるかをまず考える。8 だったら 2、みたいな。大きな数字は演算してて扱いづらいケースが多く、一般論として「比較的小さい3つの数字で小さい数字を作る」方が早く求められる。
5 があったら残りで 2 を作る
前項はキーとなる数字を大きな数字に求めたが、5 がある場合は、残りの3つで 2 か 5 を作るのを考えた方が早い場合も多い。
フィニッシュから逆に追う
前項2つもそうだけど、「難しい問題だが解けるのが判ってる……のに解らない」という場合には、最後にどういう形で終わるかを考える。前2項になぞらえて言うと、「9 がある場合は、最後にその 9 を足して終わる。すなわち残りの3つで 1 を作る」とか、「5 がある場合は、最後にその 5 を掛けて終わる。すなわち残りの3つで 2 を作る」と、後ろから考えるのね。
2つの数字の計算結果を最後にどうにかする場合もある
数字を2個ずつに分けて各々演算し、その結果同士を引いたり割ったりすると解ける場合もある。数字1つに着目しすぎて他を見ないのも厳禁。

3つめの「フィニッシュの仕方」について、もうちょっと詳しく書こう。
例えば 6788 という問題は、「最後に 8 でフィニッシュさせるため、残り3つで 2 を作る」と考える……が、どうやらそれは無理となる。次に「では 7 でフィニッシュさせよう。残り3つで 3 を作る」……が、これも無理。そこで諦めずに、「残り3つで 70 を作ろう」と考えを発展させれば打破出来る。この場合のフィニッシュは「最後に足す」ではなく、「最後に(7で)割る」となる。
すなわち、フィニッシュの仕方には、
・最後に足す
・最後に引く
・最後に掛ける
・最後に割る
の4種類が存在するのだ。
特に上級問題になると、「最後に掛ける」を注意深く考えないと、正解を見逃すことになる。1158 とか 4669 なんて問題は「最後に掛ける」の本領発揮な問題だよね。整数にこだわらず、「この数字を何倍すれば10になる」という発想を得られるかがポイント。
「最後に割る」というのも、案外見逃しやすい。前述の 6788 や 9999 等の問題は、最後に数字を足すとかにこだわりすぎてそこに気付かないと、永遠に解けない。
「最後に引く」というのも、意外と侮れない。1つの数字でフィニッシュするやり方ではないが、「5 に対しては 2 を用意」にこだわり過ぎてしまうと、5557 などと言う問題に案外てこずってしまうコトになる。
……つまりまとめると、柔軟に発想しなさい、と(ぇー
もうちょっと数学に長けた方であれば、もっとうまい説明の仕方や他の解法発見への道筋もあるかと思うけど、ま、少しでも参考になれば。