sinkope is not kind of paradoxical existence

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イエローサブマリン音頭とか?

植木等関連でネットをブラついてて、いつの間にか萩原哲昌先生の話題を追い始めているワシ……。
宮川泰に聞く、天才・萩原哲昌の作曲術
「スーダラ節」で、邦楽はそれまで一般的に5音階が基本な背景を示した後、

「ドドソドドソレミミレドレソソ〜(ちょいと一杯のつもりで飲んで) レレドレレソソミファミレド(いつの間にやらはしご酒)」って、ここだけ「ファ」があるわけ。
(中略)
あとは1回も「ファ」は出てこない。でもそこに1箇所だけある。これがいいのよ。

限定して使われるが故に、極めて効果的になっている、と。なるほど。
また、「これが男の生きる道」について

頭は哀しいブルース調のマイナーな感じで行きましょうってなったんでしょうね。それでだんだん調子が出てきて、「…てなこと言われてその気になって〜」ってエイトビートのノリになって、聞いてるほうも「来た来た来た〜!」って感じになるじゃない。ああ、植木等だ、これだってんでツイスト踊る感じになって、それでガーッときて最後にブレイク。このブレイクは必要なのね、それで「ハイそれま〜で〜ヨ」。その構成の見事なこと!すると(2番は)今度は怒って「ふざけやがって、ふざけやがって、ふざけやがって、コノヤロー!」、そのあとに「泣けてくる〜」と、だめ押し!どこにも穴がない。抜けたことない、完璧ね。あの曲の作り方っていうのは未曾有だよね。

ですなぁ。
ただまぁ、アレンジは溝淵新一郎と共同でやってたハズなので、どの辺りまで萩原哲昌の功績なのかは微妙なのかも。
若い世代で萩原哲昌アレンジで有名なのは、実は「イエローサブマリン音頭」なのかも知れん(ぇー
ナイアガラ的に植木等といえば、「針切りじいさんのロケン・ロール」がありますね。アレンジは名義が RINKY O'HEN だけど、もちろん大瀧御大の変名だという(笑)。さくらももこ訳詞って、どこをどう訳したらそういう内容になるのか、という(笑)。 →参考原曲詞訳詞